非イオン界面活性剤の生分解度試験方法に関する検討
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概要
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The Biodegradation test method of anionic surfactants was established in 1967 and revised in 1968 as JIS K-3363. This method is only applicable to synthetic detergents primarily composed of alkyl benzene self onates, alkyl sulfate, alkyl polyoxyethylene ether sulfate, alkane sulf ovate and alkenyl self ovate. Establishment of the test method for nonionic surfactants was also desired at that time and is now under progress by the Biodegradation Sub-committee of the Society. <BR>This report covers present situation developed in the past two years in our sub-committee as interim report <BR>Biodegradation of several typical nonionic surfactants such as nonyl-phenol ethoxylate, lauryl alcohol ethoxylate, lauroyl di-ethanol amide, nonyl-phenol polypropylene ether as well as dodecene-1 derived LAS as a standard sample, was evaluated by physical and chemical analysis using shake culture and semi-continuous procedure. <BR>Test results indicate that polyoxyethylene group is degradable as shown by foam reduction, cobalt thiocyanate method and GLC observation of residue. <BR>This may suggest as long as foam pollution is concerned, nonionic surfactants such as nonyl-phenol ethoxylate are biodegradable. <BR>Further study is being conducted to elucidate pathways of degradation in connection with complete degradation.
- 社団法人 日本油化学会の論文
著者
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大場 健吉
ライオン油脂株式会社
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林 信太
花王石鹸株式会社家庭品研究所
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浅原 照三
合成洗剤部会生分解度判定小委員会
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関口 一
合成洗剤部会生分解度判定小委員会
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赤林 宏
日産化学株式会社
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大場 健吉
ライオン油脂 (株) 中央研究所・環境衛生研究室
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林 信太
花王石鹸株式会社
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