1, 2-エピチオオクタンと酢酸との反応
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概要
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ガラスアンプル中の1, 2-エヒ.チオオクタンと酢酸との反応は生成物として (5), (6) 及び (7) を与えた。化合物 (5) 及び (7) は今までの報告からは予期されない生成物であった。総収率に占める (7) の比率は反応の初期に高く, 時間の経過とともに (5) 及び (6) の比率が高くなった。過剰の酢酸を使用しても総収率はそれほど上昇しなかった。低温では反応速度は低いが, 総収率及び (7) の比率はより高くなった。溶媒としてアセトニトリルを用いると転化率及び総収率の両方とも溶媒を用いない場合より高くなった。1, 2-エピチオオクタンと酢酸との反応は主として酢酸2-ヒドロキシオクチル (11) を与え, (5) 〜 (7) に相当する化合物は検出されなかった。
- 社団法人 日本油化学会の論文
著者
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