橋かけしたポリエチレンポリアミンベース共重合多鎖型高分子量非イオン界面活性剤の各種COMに対する安定化効果
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概要
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ポリエチレンポリアミンにプロピレンオキシドとエチレンオキシドを共重合し, さらにこのもの2molとトリレンジイソシアナート1molを反応させて得た多鎖型高分子量非イオン界面活性剤の各種COMに対する安定化効果を評価した。<BR>各種石炭, すなわち歴青炭として, バンク炭 (南アフリカ), 大同炭 (中国), ブレアソール炭, ミラー炭, リスゴー炭, ワークワース炭 (オーストラリア), 亜歴青炭として, 太平洋炭 (日本), カライド炭 (オーストラリア), 褐炭として, ベルガ炭 (アラスカ), ヤルン炭 (オーストラリア) と, 各種重油, すなわち中東C重油, 高流動点油, ノーススロープ重油 (アラスカ) を組み合わせた15種類のCOMに, 前記薬剤を0.125%混合し, 30d, 70℃で静置貯蔵したり, 15d, 70℃で静置貯蔵後, 再度かくはんし, さらに7d静置貯蔵したり, 100℃に加熱, 又は0℃に冷却した後, さらに7d, 70℃で静置貯蔵し, 試験後, シリンダーの上層, 中層, 下層のCOMサンプルをとって, COM物性 (石炭濃度, COM粘度, 比重) を測定し, 安定性を評価した。その結果, いずれのCOMも非常に安定であることがわかった。すなわち1種類の界面活性剤で, 非常に多種類のCOMを, 実用上遭遇すると考えられるきびしい条件 (静置, 再かくはん, 加熱, 冷却) 下でも安定に保つことができることがわかった。
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