石炭のぬれ性に関する改良された測定方法
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概要
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石炭のぬれ性, すなわち界面化学的研究は, 石炭利用技術の基礎的研究には欠かせぬものである。<BR>著者の一人である村田は石炭のぬれ性を液滴法による接触角値で研究してきた。<BR>しかし, この方法は加圧成型時に粉炭表面が変質する可能性があり, 粉炭そのもののぬれ性を研究することが望まれた。<BR>そこで, 著者らは顔料やガラス球について既に試みられたことのある浸透速度法を用いて粉炭のぬれ性を研究し, この方法が粉炭に適用できるかどうかを検討した。<BR>この結果, 粒度構成の異なる3サンプルでは, 粒度構成の違いによりぬれ性は大きく異なるが, おのおののサンプルにおいては, 任意時間とその時間までの液体の浸透重量の2乗は一次関数の関係が存在することを確認し, 本手法を用いて, 粉炭のぬれ性の測定ができることを実証した。
著者
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