アルキルトリメチルアンモニウム=ブロミドのミセル化に対するエンタルピー・エントロピー補償性

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概要

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炭素数10-14のアルキルトリメチルアンモニウム=ブロミドのcmc値を蒸留水中で15, 20, 25, 30, 35, 40℃で測定した。次いでこれらの界面活性剤のミセル化に対する熱力学的パラメーターの値 (Δ<I>G</I>m : ミセル化の自由エネルギー, Δ<I>H</I>m : ミセル化のエンタルピー, Δ<I>S</I>m : ミセル化のエントロピー) を計算した。おのおのの界面活性剤に対しΔ<I>H</I>mとΔ<I>S</I>mとの間には直線関係が成立した。そしてこれらの直線は互いに平行であった。このことに対する主な原因は, ミセルを作るときに界面活性剤の炭化水素鎖のまわりの構造水が破壊される程度が, 炭化水素鎖の長さによって異なるということである。
社団法人日本油化学会の論文

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