地すべり面のせん断強度定数と粘土鉱物との関係
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概要
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地すべり粘土の内部摩擦角φは, 土質試験時の試料の厚さ, ダイレイタンシーなどによって変化するが, 地すべり粘土に含まれる粘土鉱物(モンモリロナイト)の含有率<I>B<SUB>n</SUB></I>によっても変化し, Bn≦40%ではφ=φ<BR>0exp(-<I>A<SUB>1</SUB>・B<SUB>n</SUB></I>)の関係がある。同時に, せん断特性も<I>B<SUB>n</SUB></I>の増加に伴なって排水形式から非排水形式へと変化する。φは, このほかに粘土鉱物以外の土粒子の鉱物組成および形状によっても多少変化するが, <I>B<SUB>n</SUB></I>がφに最も大きな影響を与える。<BR>今般の結果は, 地すべり粘土の鉱物分析によるφの間接的な測定および地すべり面探査に応用できる可能性がある。
- 社団法人 日本地すべり学会の論文
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