経口投与Cdの吸収率および吸収部位
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ラットを用いて, 経口投与したCdの吸収率および, everted Sac 法を用いて, 胃腸管のうち主としてCdの吸収にあづかる部位について検討し, 次の結果を得た。1. 109CdCl2 1回経口投与したラットで, 24時間後のCd吸収率は平均で1.92% (0.99∼3.33%) であった。2. 反転腸管法を用いて, 胃, 小腸, 大腸, 盲腸各部のCd輸送量を比べてみると, 小腸が最もCd輸送量の多い部位であった。3. 小腸のうちでは, その上・中・下部ともCd輸送量にほとんど差がなく, 均等に輸送されることが特徴的であった。
- 日本衛生学会の論文
著者
関連論文
- プライマリー・ヘルス・ケアをどう考えるか
- 空気環境の基準 : 主体と環境のシステムとして (主集 空気)
- 空気環境の基準--主体と環境のシステムとして (空気)
- 好塩基性斑点赤血球の本態と検出法についての考察
- 経口投与Cdの吸収率に及ぼすCd前処置の影響
- 経口投与Cdの吸収率および吸収部位
- シロネズミ腸管によるカドミウム輸送機序
- カドミウム投与ラットの小腸粘膜上皮細胞中のカドミウム結合蛋白質
- 非鉛作業者スポット尿中の鉛,デルタ・アミノレブリン酸,およびコプロポルフィリンの濃度について