シロネズミ腸管によるカドミウム輸送機序
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概要
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1. シロネズミの小腸を用い, in vitro でカドミウムの吸収機序について検討した。2. 粘膜側Cd濃度と漿膜側への放射性Cdの輸送率との間の関連は, Cd濃度が高ければ高い程, 輸送率も高かった。腸管壁にとり込まれる放射性Cd量には限度があり, 比較的低濃度のCdで飽和に達した。3. Cd濃度と放射性Cd輸送率との間に直線的な相関の認められないことより, Cdの輸送は simple diffusion ではなく, 何らかの機序がそこに働いていることが示唆された。
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