CaF帯スペクトルによる天然産炭酸カルシウム中のフッ素の分光分析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
石灰岩や石灰華などの天然産炭酸カルシウム中にしばしば含まれているフッ素の定性または半定量分析法として,帯頭5291ÅのCaF帯スペクトルによる分光分析法を試みその実験条件を定めた.励起源はD.C.100V,10A,ア-クの外炎部に強くあらわれるスペクトルの継続時間を直視法で測定した.標準試料と比較して半定量できる範囲は0.001〜1%程度であって,この範囲では両対数目盛で検量線は直線となった.共存元素の影響について調べたところでは,多量のアルカリ金属の存在で低めに出ること,また鉄の存在で試料がとびだすことのほかにはあまり影響はなかった.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
著者
関連論文
- 第五福龍丸に降った放射性物質について
- CaF帯スペクトルによる天然産炭酸カルシウム中のフッ素の分光分析
- 微量硫酸イオンの容量分析 : ロジゾン酸バリウムによる界面吸着指示薬法
- ジチゾンを抽出指示薬とする微量鉛のEDTAによる滴定
- アルミニウム-ヘマトキシリンによる天然産試料中のフッ素の直視比色分析法
- 硫酸イオンの容量分析 : ベンジジン法についての二,三の知見
- CaF帯スペクトルによる天然産炭酸カルシウム中のフッ素の検出および半定量
- 交流アーク励起のCaFスペクトルによるフッ素の分光分析
- イオン交換樹脂による分離・精製・分析
- 天然産硫化砒素の簡単な検出法