吸光光度法による金属ウラン中の微量ニッケルの定量 : 金属ウラン中の微量不純物の定量(第3報)
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概要
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金属ウラン中の微量ニッケルの簡便迅速な定量方法としてジメチルグリオキシム錯化合物のクロロホルム抽出液の近紫外部吸収を測定する方法を研究した.抽出の最適pH範囲は7.6〜8.2であり,ジメチルグリオキシム溶液は常に一定量を添加することが必要であった.本法は測定波長375mμでニッケル5〜50γの範囲で操作するのが便利である.妨害成分は銅のみであるが,銅量がニッケル量に比して少ない場合は問題ない.ニッケルより多い場合でも銅10γ以下となるようにして実験すれば銅の影響はさまで考慮する必要はなかった.この方法を用いウラン中のニッケルを定量し,満足すべき結果を得た.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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