吸光光度法による金属ウラン中の微量の銅の定量 : 金属ウラン中の微量不純物の定量(第4報)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ジエチルジチオカーバミン酸ナトリウム(以下Na-DDTCと略す)は微量の銅の定量試薬としてしばしば用いられ,その基礎的ならびに応用に関する研究は少なくない. J. M. Chiltonは銅,ニッケルおよびコバルトの同時定量を研究し,ウラン中の銅,ニッケル,コバルトの分析に応用した.A. Grosseらはウラニルイオンをクエン酸塩,鉄イオンをピロ燐酸塩で遮蔽し,ニッケルをジメチルグリオキシム錯化合物として沈殿分離したのち,銅をDDTC錯化合物としてアミルアルコールで抽出した.前者の方法は三元素の量的関係が重要であり,後者はニッケルジメチルグリオキシム沈殿を除去しなければならない不便がある.<BR>著者は金属ウラン中の微量の銅の定量を目的とし,妨害成分の遮蔽ならびに抽出溶媒について二,三の点を検討し,これによりウラン中の銅の定量方法を樹てたので以下にこれらの結果を報告する.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
著者
関連論文
- 高性能水系サイズ排除クロマトグラフィー用多孔性ガラスのカラム充てん法とその性能評価
- 原子吸光分析法の最近の進歩
- 微量ニッケルの抽出光度定量法におけるジメチルグリオキシムナトリウム塩の使用ならびに銅の妨害除去について
- 蒸留分離-吸光光度法による金属ウランおよび酸化ウラン中の痕跡のホウ素の定量
- 吸光光度法による金属ウラン中の微量の銅の定量
- 光電光度計による乾電池用亜鉛板中のマグネシウムの定量方法
- 光電光度計を使用する鉄鋼中のコバルトの迅速定量方法
- 光電光度計による乾電池用亜鉛板中のマグネシウムの定量方法
- 原子吸光分析法の最近の進歩
- 微量ニッケルの抽出光度定量法におけるジメチルグリオキシムナトリウム塩の使用ならびに銅の妨害除去について
- 蒸留分離-吸光光度法による金属ウランおよび酸化ウラン中の痕跡のホウ素の定量 : 金属ウラン中の微量不純物の定量(第7報)
- 吸光光度法による金属ウラン中の微量の銅の定量 : 金属ウラン中の微量不純物の定量(第4報)
- 光電光度計による乾電池用亞鉛板中のマグネシウムの定量方法
- 8 原子吸光分析および炎光分析
- 交流ポーラログラフ法による二酸化ウラン中のウラン(VI)の定量
- センダクロムALを用いるアルミニウムの吸光光度定量
- 微量ホウ素定量方法の現状 : 工業材料を中心として
- 微量バナジウムの定量(II)
- 微量バナジウムの定量(I)
- 吸光光度法による金属ウラン中の微量ニッケルの定量 : 金属ウラン中の微量不純物の定量(第3報)
- タイトル無し
- タイトル無し