ローダミンBでアンチモンを定量するときの吸光度の安定性
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概要
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ローダミンBでアンチモンを吸光度定量する際,酸化剤としてセリウム(IV)を用いてアンチモン(V)とし,過剰のセリウム(IV)をヒドロキシルアミン塩酸塩で還元してから抽出するが,過剰のセリウム(IV)の還元から抽出までの放置時間によって吸光度が変化し,再現性を得ることができなかった.<BR>これに対して,6<I>N</I>塩酸酸性溶液に0.6~1.5<I>N</I>亜硝酸ナトリウム3滴(約0.05m<I>l</I>)を加えてアンチモン(V)にすると,還元剤を加える必要はなく,抽出までの放置時間による吸光度の変化も認められず,しかもブチルセロソルブ(1+2)の添加によって安定性,再現性とも改善され,また,吸光度はセリウム(IV)で得た値よりも高く,したがって微量のアンチモンの定量に対して良好である.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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