ガスクロマトグラフィーによる鉄鋼中の炭素分析
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概要
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鉄鋼中の炭素分析に用いられている高周波燃焼法の二酸化炭素の定量部分を改め,これにガスクロマトグラフィーを適用した.この報告は活性炭充てん管による二酸化炭素全量の濃縮およびガスクロマトグラフへの導入操作法を述べる.本方法による鉄鋼標準試料20個の分析値は,標準値の97.8〜104.5%を示し良好な結果が得られた.分析所要時間は約10分,また空試験値は炭素量に換算すると約50μgであった.検出下限は炭素量60μgであり,これは試料2gのときに0.003%に相当する.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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