ガレインによる金属材料中のスズの吸光光度定
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概要
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スズ-ガレイン錯体を弱酸性溶液からイソアミルアルコールで抽出後,抽出液を洗浄し吸光度を測定する方法で金属材料中のスズを定量した.妨害除去のためアンチモン,タングステン,ジルコニウムなどは酒石酸でいんぺいし,鉄バナジウムなどはアスコルビン酸で還元し,モリブデン,チタンなどは過酸化水素を含む洗液で洗浄した.<BR>鉄鋼,銅合金,亜鉛地金,亜鉛およびアルミニウムダイカスト合金,鉛地金および硬鉛中のスズをいずれも約30分で分析することができた.再現精度はスズ含有量0.08%の炭素鋼で変動係数2.0%,スズ含有量0.14%の黄銅で0.6%であった.また誤差はスズ含有量0.01%以下の鉛地金以外は,吸光光度定量法として満足できる範囲内にあった.
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