自記光度滴定装置の試作 : 自動滴定装置ならびにその応用に関する研究(第2報)
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概要
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既製の自記電位差滴定装置に付加して,光度滴定曲線を自記させるための分光アタッチメントを試作した.試作装置は分光素子に回折格子を用い,光度検出に硫化カドミウム光電導セルを用いた.使用波長範囲400〜800mμ,波長幅約10mμである.滴定曲線は滴加量対透光度の関係で記録されるが,終点付近の透光パーセントが60%以上の範囲にはいるような条件で滴定すれば,滴定曲線が透光度で描かれることによって生ずる終点誤差は,ほとんど無視できるかまたは簡単に補正できる.二,三の滴定例について検討した.
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