ポリ(2,6-ジメチル-1,4-フェニレンエーテル)の熱分解ガスクロマトグラフィー
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概要
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ポリ(2,6-ジメチル-1,4-フェニレンエーテル)はポリスチレンとブレンドして用いられることが多い.その混合比を熱分解ガスクロマトグラフィーによって決定するために,高周波誘導加熱型熱分解装置を用いて検討を行なった.熱、分解温度を434,541,590および764℃について比較したところ590℃が最適であることを認めた.また加熱時間により熱分解パターンが変化するので加熱時間は4秒間と定めた.この条件下でポリスチレンとポリ(2,6-ジメチル-1,4-フェニレンエーテル)の重量混合比(30/70〜70/30)をパイログラムにおけるスチレンと2,6-ジメチルフェノールのピーク面積比に対してプロットすると直線関係が得られた.2,6-ジメチルフェノールの代わりにο-クレゾール,2,4-ジメチルフェノールあるいは2,4,6-トリメチルフェノールのピーク面積を用いても同様な結果を得ることができる.ポリ(2,6-ジメチル-1,4-フェニレンエーテル)の分子量と添加剤の有無についても検討し,組成分析が可能なことを認めた.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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