(Bi<SUB>1-<I>x</I></SUB>Sb<SUB><I>x</I></SUB>)<SUB>2</SUB>(Te<SUB>1-<I>y</I></SUB>Se<SUB><I>y</I></SUB>)<SUB>3</SUB>系のけい光X線分析
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概要
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(Bi<SUB>1-<I>x</I></SUB>Sb<SUB><I>x</I></SUB>)<SUB>2</SUB>(Te<SUB>1-<I>y</I></SUB>Se<SUB><I>y</I></SUB>)<SUB>3</SUB> 系において,重量パーセントでビスマス(0〜63.46),アンチモン(0〜50.33),テルル(0〜61.47),セレン(0〜49.67)をそれぞれの広い組成の範囲内において,けい光X線による非破壊定量分析を行なった.分析に用いたけい光X線は,BiL<SUB>α</SUB>,L<SUB>β</SUB>;SbK<SUB>α</SUB>,K<SUB>β</SUB>;TeK<SUB>α</SUB>,K<SUB>β</SUB>;SeK<SUB>α</SUB>,K<SUB>β</SUB>である.ビスマステルライドを基盤にし,ビスマスの代わりにアンチモン,テルルの代わりにセレンをそれぞれ原子比で20(%)刻みに置きかえた36種の標準試料を作り,まず係数αを定め,それを用い各元素のけい光X線の相対強度と元素の重量パーセントとの関係を示す連立方程式を解き重量パーセントを求めた.解析はK<SUB>α</SUB>,L<SUB>α</SUB>線とK<SUB>β</SUB>,L<SUB>β</SUB>線について.それぞれ別に用いた.その結果は次のとおりである.K<SUB>α</SUB>とL<SUB>α</SUB>線のけい光X線を用いた際の誤差と変動率はそれぞれ±1.15%と±4.3%である.同様に,K<SUB>β</SUB>とL<SUB>β</SUB>線については±0.9%と±3.7%である.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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