蛋白質化学の夢
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概要
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「バイオサイエンスを支える蛋白質の化学」という特集号に巻頭言を書けということですが, 私は30年来核酸化学の研究者として過して来ましたので, そのことから思いを廻らすことになります。1953年WatsonとCrickによってDNAの二重ラ旋構造 (図1) が提出され, これによって生物学のcentraldogma : DNA→RNA→蛋白質という遺伝情報の伝達過程が明かにされた。このことが全生物系に共通であることが判明すると, 異種生物間の遺伝情報の交換の可能性が, 物質的にも証明された。いわゆる遺伝子工学, 蛋白工学はその原理の実証に他ならない。
著者
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