検知管による微量エチレンの迅速定量法

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概要

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シリカゲル粒を担体とし, これにモリブデン酸アンモニウムと硫酸パラジウムの混合液を吸着させて2種の検知管 (エチレン検知管及び微量エチレン検知管) を作製した。このエチレン検知管を用い, 試料ガスy=10ccを送入速度<I>F</I>=15cc/min (<I>T</I>=40sec) で送入し, 濃度範囲0.05〜1.2%又<I>V</I>=100ccを同一速度 (<I>T</I>=400sec) で送入することにより濃度範囲0.002〜0.12%のエチレンを数分以内で比較的, 精度よく簡易に測定することが出来た。次に微量エチレン検知管により試料ガスを送入速度<I>F</I>=100cc/minで送入し, 送入ガス量<I>V</I>を大にすることにより更に微量のエチレン濃度を測定した。即ち, <I>V</I>=100ccのとき0.5p.p.m., 。<I>V</I>=1lのとき0.05p.p.m., <I>V</I>=3lのとぎ0.01p.p.m.の微量エチレン濃度を測定することが出来た。
社団法人有機合成化学協会の論文

著者

小林義隆
横浜国立大学

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