カラマツの冠雪実験 (第2報)
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概要
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樹齢15年, 25年, 42年, 53年生のカラマツ供試木の冠雪量について比較観測した.冠雪量を樹冠投影単位面積当りの荷重に換算して比較した結果, 樹齢の違いによる冠雪量の差異はあまり判然とせず, 15年, 25年, 42年生木では枝条延長の長短に関連して冠雪が増減するようにみられた.また, 供試木中最大の冠雪荷重を示した53年生木は, 冠雪量の増加に対する枝条の垂下が緩慢であって, 樹冠投影面積が最大になる垂下状態付近の持続時間が, 樹齢のより若い供試木の場合に比べて, 格段に長いことなどが知られた.
- 社団法人 日本雪氷学会の論文
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