慢性心房細動の直流除細動治療とその長期予後
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概要
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直流除細動治療は安全で,とくに禁忌と思われる症例はない.慢性心房細動治療回数707回で,奏効率は90%,奏効後の栓塞合併1%であつた.術前のdigitalis投与は奏効率が30%高く有効で,その維持量の継続下で治療を行なつた結果では,重症不整脈の合併は1例もなかつた.術前の抗不整脈剤投与により,除細動に要する通電energyが減少した.奏効後の403例に3年の経過観察を行なつた結果,平均再発率は2年80%, 3年90%であつた.おのおのの臨床条件に分けてみると,臨床条件の差はほゞ維持率の差としてみられ,除細動の容易な症例は維持率が高かつた.抗不整脈剤を使用した維持療法は, 2〜3年の経過で20〜30%再発率が低く,有効であつた.しかし長期の維持療法は予想以上に困難であつた.
- 社団法人 日本内科学会の論文
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