新しい会合性コロイド状凝集剤の除濁効果
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概要
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新しいタイプの凝集剤がピペラジンと臭化エチレンの縮重合反応によって合成された.低分子量 (<I>M</I>=3,240) にもかかわらず, その凝集剤は多くの分子の会合によって水中で大粒のコロイド状粒子となる.カオリンと石英砂懸濁液の除濁効果について, この新しいタイプの凝集剤が二つの市販の水溶性高分子凝集剤, すなわち非イオン性のKurifloc PN141およびカチオン性のAccofloc C100 と比較された.カオリン懸濁液に対しては, 新凝集剤は二つの市販のものより多くの投薬量を必要とする.石英砂懸濁液に対しては, 新凝集剤は依然として効果があるが, 市販のものは作用しない.<BR>これらの実験結果がDLVO理論を用いて考察される.
- 社団法人 化学工学会の論文
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