2 段形式バーチュアルインパクターの分級性能
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
2段形式のバーチュアルインパクターを試作し, その分級性能を理論および実験によって検討した.本研究によって第1段の分級性能はコアーエアおよびシースエアの効果を含めて前報の理論と一致することがわかった.また, 第2段の分級性能はコアーエア流量と総流量の比が第1段ジェットでの限界粒子軌跡によって決まると仮定すれば, ポテンシャル流に基づく理論計算によってよく表せることもわかった.ただし, その理論は加速部において粒子が中心軸方向に偏位することを考慮する必要がある.さらに, インパクターで発生される試験用エアロゾルの粒度分布に影響を及ぼす分離特性は第1段, 第2段それぞれの分級特性から推定できることがわかった.
- 社団法人 化学工学会の論文
著者
関連論文
- エアロゾル粒子の沈着により形成された粒子層の表面形状および内部の構造
- 矩形ジェット・バーチュアルインパクターの分級性能
- 沈着層からの気流による粒子の再飛散
- 2 段形式バーチュアルインパクターの分級性能
- 異種物質から構成された表面へのエアロゾル粒子の沈着
- 矩形空気流路内微粉体層からの粒子の再飛散
- Effect of Width Ratio of Collection Nozzle to Acceleration Nozzle on the Classification Performance of Rectangular Jet Virtual-Impactor
- Triboelectrification of Particles and the Electric Charge Measurement
- Effect of Acceleration Distance on the Classification Performance of Improved Rectangular Jet Virtual Impactor