エアロゾル粒子の沈着により形成された粒子層の表面形状および内部の構造
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概要
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円管流路内を流れるエアロゾル粒子は内壁面に沈着し, 充填率の小さい粒子層を形成する.この粒子層の表面形状と内部構造を, 単極荷電された粒子および非帯電粒子に対して検討した.粒子層の表面粗さは単位面積あたりに沈着した粒子の質量 (粉塵負荷) とともに増加した.この表面粗さは非帯電粒子よりも単極荷電された粒子の方が大きい.走査型電顕写真により, 粒子層は凝集粒子から形成されており, 非帯電粒子よりも帯電粒子の方がより疎に充填されていることがわかった.これら粒子層の充填率は粉塵負荷の増加につれて大きくなり, 次第にそれぞれの最大値に近づく.さらに, 粒子層の構造の相違は, 帯電粒子の電気的分極を考慮した簡単な計算機シミュレーションにより定性的に説明できることがわかった.
- 社団法人 化学工学会の論文
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