色素による染色法での肝内オーストラリア抗原検出率
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
私共はホルマリン固定のパラフィン切片で行なえるオーストラリア抗原(Au抗原)の新しい染色法を開発し<SUP>1〜3)</SUP>,その染色の特異性を蛍光抗体法との対比で確めたが,今回はこれらの方法を剖検及び生検の肝臓に試みた結果を報告する.<BR>これらの新しい染色法は多くの切片に試みる事が出来,例えば肝炎の過程,或いは発癌過程に於ける肝細胞のこまかい変化とAu抗原との関係なども明らかにする事が出来る.又20年,30年前に剖検された古い症例でもAu抗原の検出を行なうことが出来る.
- 社団法人 日本肝臓学会の論文
著者
-
志方 俊夫
東京大学医学部病理
-
太田 裕彦
東京大学医学部病理学教室
-
山崎 誠行
東京大学医学部病理
-
赤塚 俊隆
東京大学医学部病理学生
-
太田 裕彦
東京大学医学部病理
-
赤塚 俊隆
東京大学医学部学生
-
志方 俊夫
東京大学医学部 病理学教室
-
山崎 誠行
東京大学医学部 病理学教室
関連論文
- 腎尿細管性アシドーシスとSjögren症候群の合併をみた一家系
- B型肝炎における肝細胞壊死 : 特に細胞性免疫反応による肝細胞壊死の形態学的表現
- 蛋白同化ホルモン剤による再生不良性貧血治療中に発生したと思われる肝細胞腺腫の1例
- いわゆる特発性門脈圧亢進症の成因に関する研究
- 慢性肝炎からのヘパトームの発生
- 色素による染色法での肝内オーストラリア抗原検出率
- 青梅市で発見された燐脂質脂肪肝の2症例
- 胎盤に於けるオーストラリア抗原(速報)
- オーストラリア抗原の染色性に関する研究-1-
- 免疫粘着血球凝集反応によるA型肝炎の血清診断(速報)
- 肝炎の細胞質内封入体の電顕像(速報)
- :Comparison among Healthy Volunteers, Patients with Renal Failure and Patients with Liver Cirrhosis