亜急性肝炎に関する臨床的研究
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概要
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亜急性肝炎21例を対象とし,早期診断の問題を中心として臨床的検討を行った.早期診断の上からはi) thrombotest 50%以下,ii) cholesterol ester 80mg/dl以下,iii) bilirubin-trans-aminase解離傾向の3者が重症化を示す最も鋭敏な指標であり,これら2種あるいは3種の検査を組み合わせれば,臨床症状の比較的軽微な病初期において,かなり確実に将来の重症化を予知し得るとの成績を得た.<BR>また,発病初期における早期ステロイド治療が本症の重症化を防止し得る可能性のあること,血中α-fetoproteinが本症の予後推測の指標として有用であることについても報告した.
- 社団法人 日本肝臓学会の論文
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