新しい免疫センサーのためのIgM-上皮増殖因子受容体融合タンパク質の試作とそのミ***ーマ細胞における膜発現
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概要
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新しい免疫センサーシステムの可能性を探るために, 抗原結合能をもつ抗体分子に, EGF受容体チロシンキナーゼの信号発生能を持たせた融合タンパク質を遺伝子レベルで作成し, ミ***ーマ細胞で発現させた.この融合タンパク質は元の抗体と同様にH鎖2本とL鎖2本が共有結合したヘテロテトラマー状態をとっており, 抗原ニトロフェナセチル基に対する結合能を保持していた.セルソーターを用いた細胞膜表面抗体検出法と, 細胞内オルガネラ分画により, このタンパク質が粗面小胞体からゴルジ装置を通り, 抗体部分を外側にして細胞膜表面に発現されていることが確認された.これに対して膜型IgMは粗面小胞体画分にしか発現が見られなかった.またこの受容体タンパク質は細胞内への信号伝達に必要な, タンパク質チロシンキナーゼ活性を持っていた.以上の結果から, ミ***ーマ細胞はこの様なセンサータンパクの発現系として充分利用可能であると考えられた。
- 社団法人 化学工学会の論文
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