酸化フィルターを用いたバッジ型NO測定器の開発
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概要
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反応工学的な解析と実験の結果, 大気環境中のNOの濃度を精度よく測定できる小型・軽量な測定器を開発した.測定原理は, NOを酸化剤を含浸させた濾紙層内に拡散させてNO<SUB>2</SUB>に酸化し, 大気中に共存するNO<SUB>2</SUB>とともにアルカリ溶液を含んだ濾紙に吸収させる方法である.酸化剤の濾紙層には, 拡散抵抗物としての機能もある.NO濃度は吸収濾紙に吸収したNO<SUB>2</SUB>量と, 他の測定法から得たNO<SUB>2</SUB>濃度から算出する.測定器は大きさ50×38mm, 重さ15gである.数時間の暴露で, 50%の精度で大気中のNOを測定することができる.<BR>論文では, まず理論解析によって, このような測定器の可能性と特性について検討した.次に実験によって, 適切な酸化剤を選択し, 最適な濾紙層の厚みを決定した.最後に実用化試験の結果を述べている。
- 社団法人 化学工学会の論文
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