テーパー付き流動層における二成分混合粒子の柱状偏析
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概要
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テーパー付き流動層で二成分混合粒子を流動化させた場合, 流動化開始から完全流動化に至るまでの流速範囲に通常型流動層と同様な部分流動化域が存在し, 層内に沈降性粒子が偏析する.しかしその偏析挙動は通常型とは大きく異なり層内コア部に柱状の偏析層が発生する.<BR>本論文ではこの柱状偏析に着目し, まずその発生領域を明らかにするため, 前報で示した流動化開始速度<I>u<SUB>pf</SUB></I>の他に完全流動化速度<I>u<SUB>pf</SUB></I>を測定し実験式を求めた.次に柱状偏析の挙動を調べるため高さ方向の濃度分布をとり流速による偏析層内の沈降性粒子の濃度分布の変化を測定した.その結果テーパー付き流動層は通常型流動層よりも顕著な粒子の偏析を引き起こすことがわかった.この偏析の程度を調べるため新たに偏析度<I>S</I>を導入し, これを用いて評価を行った.
- 社団法人 化学工学会の論文
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