固定化ヒスチジン充填層によるパイロジェンの吸着除去
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概要
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固定化ヒスチジン充填層によるパイロジェンの除去法を20ng/cm<SUP>3</SUP>のエンドトキシン水溶液を用いて検討した.<BR>パイロジェンの破過曲線は明確には得られなかったが, 実用的な破過点が得られ, 流出液のパイロジェン濃度および破過容量は原液のイオン強度に依存した.イオン強度がほぼ0.11mol/dm<SUP>3</SUP>以下であれば流速0.021cm/sで通液することにより, パイロジェン濃度20ng/cm<SUP>3</SUP>を0.1ng/cm<SUP>3</SUP>以下に低減できることがわかった.<BR>また, 吸着体を圧密充填すると流出液のパイロジェン濃度は低下し, 吸着量と充填層の圧力損失は増大した.本吸着体は圧密比0.10程度で操作するのが最も効果的であることがわかった.
- 社団法人 化学工学会の論文
著者
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坂田 信行
田辺製薬 応用生化研
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土佐 哲也
田辺製薬 (株)
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竹永 勇治
田辺製薬 (株) 応用生化学研究所
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縄田 雅裕
田辺製薬 (株) 応用生化学研究所
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瀬沼 勝
田辺製薬 (株) 応用生化学研究所
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坂田 信行
田辺製薬 (株) 応用生化学研究所
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