Ni錯体を用いるアダクト晶析法によるキシレン異性体の分離 : <I>p</I>-キシレンクラスレートの特性
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概要
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金属錯体としてテトラ- (4-メチルピリジノ) ニッケルジチオシアネートを用い, <I>p</I>-キシレンクラスレートを形成させた場合の基礎的な諸特性を測定した.<BR>このNi錯体は温度上昇とともに解離が進行し, このためメチルセロソルブ溶液中の溶解度が減少するので, 4-メチルピリジン添加による解離抑制効果の検討を行った。また, 4-メチルピリジン10Vol%を含むメチルセロソルブ溶液中から<I>p</I>-キシレンクラスレートをアダクト晶析により析出させ, このとき得られるクラスレート結晶組成および<I>p</I>-キシレンの収率の仕込み溶液組成およびNi錯体濃度に対する依存性を明らかにした。さらに, Ni錯体粉末とP-キシレンの反応によってもクラスレートを形成させ, このときの固液平衡の測定から, クラスレート固相の特性を検討した.
- 社団法人 化学工学会の論文
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