NaCH<SUB>3</SUB>COO・3H<SUB>2</SUB>O融液の核化に及ぼす発核剤Na<SUB>3</SUB>PO<SUB>4</SUB>・12H<SUB>2</SUB>Oの添加量の影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
蓄熱材NaCH<SUB>3</SUB>COO・3H<SUB>2</SUB>O融液 (融点331K) に添加した発核剤Na<SUB>3</SUB>PO<SUB>4</SUB>・12H<SUB>2</SUB>Oの溶解度に着目し, 発核剤が失活しはじめる融液温度 (加熱限界温度) と発核剤添加量との関係を検討した.発核剤の溶解度は融液温度が358〜368Kの範囲において約0.6mol%でほぼ一定であり, 融液中の発核剤沈殿結晶は融液温度の変化に対して形状変化せず, 安定であった.加熱限界温度は発核剤添加量が0.5から0.8mol%に増加すると343K以下から361Kへ急上昇し, この温度変化は発核剤の溶解度と関係していたが, 添加量が0.8mol%以上ではほほ364Kで一定になった.蓄熱材融液に水が混入して発核剤の溶解度が変化しても, この加熱限界温度364Kは変化しないことが明らかになった.
- 社団法人 化学工学会の論文
著者
関連論文
- 酸素酸ナトリウム塩を添加したNaCH3COO・3H2O融液の核化特性
- 発核剤Na2SeO3を添加したNaCH3COO・3H2O融液の核化特性
- NaCH3COO・3H2Oの核化促進に及ぼすNa3PO4・12H2Oの脱水転移の影響
- NaCH3COO・3H2O融液中におけるNa3PO4・12H2Oの脱水転移挙動
- NaCH3COO・3H2O融液の核化に及ぼす発核剤Na3PO4・12H2Oの添加量の影響
- NaCH3COO ・3H2O融液からの核化に対するNa3PO4 ・ 12H2Oの促進効果