コーンカロリーメーターによる難燃処理木材の燃焼性評価
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
コーンカロリーメーターを用い,難燃薬剤で処理された1類合板及びラワン材の発熱速度及び発煙量を明らかにするとともに,現行の防火試験方法のひとつである表面試験結果との比較を行った。難燃処理に使用した薬剤はリン酸一アンモニウム,リン酸ニアンモニウム,臭化アンモニウム,ホウ砂・ホウ酸,スルファミン酸アンモニウム,スルファミン酸グアニジン,塩化ナトリウムであった。コーンカロリーメーター試験により,処理薬剤の種類と注入量から燃焼性状を予測することが可能であることがわかった。また,表面試験の指標のうち発煙係数を除く指標についてはコーンカロリーメーター試験の結果と相関があることが明らかとなった。
- 社団法人 日本木材保存協会の論文
著者
関連論文
- アセアン諸国における木質バイオマスの利活用(バイオマスアジアの展開〜第3回バイオマス・アジアワークショップから〜)
- P108 インドネシアにおける木質バイオマスの利用可能性
- 3-28.マレーシアにおける木質バイオマスの資源量と利用の現状((7)燃焼,Session 3 バイオマス等)
- 低輻射強度で加熱した場合の木材の燃焼発熱性
- 難燃処理ラミナを用いた耐火集成材の開発--スギ集成材柱の1時間および2時間耐火性能
- 木炭・セメント混合ボードの開発に向けて
- 硬化積層材を利用した木質構造接合部材の開発(第7報) : 強化 LVL 接合板および接合ピンによる木質構造接合部の耐火性能
- 3039 耐火集成材の開発 (その1) : シェル型難燃層による集成材柱の燃え止まり(木質構造部材の燃え止まり性状, 防火)
- 3007 耐火集成材の開発 : (その5)ラミナの部分的薬剤処理により作製した耐火集成材の載荷加熱実験(防火)
- 3136 耐火集成材の開発(その4) : ラミナの部分的薬剤処理により作製した耐火集成材の燃え止まり(木質系構造部材の耐火性(1),防火)