米国オレゴン州のマスノスケから分離された新しいウイルス
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概要
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マスノスケの腎臓と脾臓をプールした試料をCHSE-214株に接種してこのウイルスを分離した。接種24日後にCPEが発現した。CHH-1, KO-6, FHMの各細胞株でも増殖した。至適温度は18℃, 24℃以上では増殖しない。MEM培地でpH3〜11で安定, ヨードデオキシウリジン50μ/ml下で発育可能である。クロロホルムに感受性, 魚や鳥や哺乳類の赤血球を凝集する。エンベロープに包まれた径125-250nmの粒子で, 内部に径18nm, 長さ1000nm余りのコイル状のヌクレオカプシッドをもつ。パラミクソウイルス科に属すると考えられる。
著者
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Winton J
Usgs Biological Resources Division Western Fisheries Research Center
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FRYER J.
Department of Microbiology, Oregon State Universtiy Corvallis
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WINTON J.
Department of Microbiology, Oregon State University
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LANNAN C.
Department of Microbiology, Oregon State University
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RANSOM D.
Oregon Aqua-Foods Inc.
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FRYER J.
Department of Microbiology Oregon State University
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Winton J.R.
Department of Microbiology, Oregon State University Corvallis
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