ハマグリから分離されたビルナウイルスの病原性に及ぼす温度の影響
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概要
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養殖ハマグリ(Meretrix lusoria)から分離されたビルナウイルスを, 25℃で注射法(104.7, 103.7, 102.7TCID50/個体)及び浸漬法(106.0, 105.0, 104.0TCID50/ml)によってハマグリに感染させた結果, 注射法による累積死亡率はそれぞれ 37.5,32.5及び25%, 浸漬法では30, 25及び15% であった. 105.0TCID50/ml のウイルス液に浸漬感染後, 水温を25℃から33℃に上昇させると小型のハマグリでは死亡率が著しく上昇したが, 水温を低下させた場合には影響はみられなかった.
著者
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羅 竹芳
Department Of Zoology National Taiwan University
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Lo Chu-Fang
Zoology Department, National Taiwan University
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Chou Hsin-Yiu
Aquaculture Department, National Taiwan Ocean University
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Li Hsin-Ju
Aquaculture Department, National Taiwan Ocean University
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周 信祐
Aquaculture Department, National Taiwan Ocean University
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李 心如
Aquaculture Department, National Taiwan Ocean University
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羅 竹芳
Zoology Department, National Taiwan University
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