台湾におけるエビのウイルス性 white spot syndrome : 総説
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概要
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White spot syndrome(WSS)は台湾のみならず世界中で猛威を振るっているエビのウイルス病である。 原因ウイルス(WSSV)は外見的に健康なエビや養殖池に生息する他の甲殻類からも検出され, それらが感染源の一つになっている。 WSSV はウシエビ(Penaeus monodon)の生殖腺にも存在するが, 感染した卵母細胞は壊死するかあるいは成熟しないので, 経卵巣伝播は成立しないと考えられる。 しかし経卵巣伝播はあり得るのでノープリウスの洗浄や消毒は有効な防除対策になると考えられる。
- 1998-10-20
著者
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羅 竹芳
Department Of Zoology National Taiwan University
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郭 光雄
Department Of Zoology National Taiwan University
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