市販野菜の食物繊維量の購入時期による変動
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概要
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細ごぼうおよび洗いごぼうと表示されているごぼうを, 1999年および2000年の2月から12月まで同一スーパーマーケットより毎月購入し, 酵素重量法により不溶性および可溶性食物繊維量を定量した。水分量は購入時期によりやや異なるが, 多くは80-85gであった。細ごぼうおよび洗いごぼうの新鮮物100g当りの不溶性食物繊維量はそれぞれ3.5±0.3g, 3.4±0.3gであり, 購入時期による量的にほとんど変動していなかった。しかし可溶性食物繊維量は, 細ごぼうは1.2-4.7g, 洗いごぼうは1.0-6.1gと購入時期により著しく異なっていたが, 季節や収穫時期により一定した変動傾向は認められなかった。このような可溶性食物繊維量の購入時期による変動は水分量の相違によるものではなかった。にんじん, だいこん, ほうれんそうは春, 夏, 秋に購入し, 不溶性および可溶性食物繊維量を定量したが, これらの野菜では購入時期による変動はみられなかった。
- 社団法人 日本栄養・食糧学会の論文
- 2003-02-10
著者
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