外喉頭筋群の呼吸性活動に関する電気生理学的研究
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概要
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目的……外喉頭筋群の呼吸における活動の意義を検索するため,ネコを用いて電気生理学的研究を行なつた.方法……普通の呼吸下で自発性発射を筋電図により記録,色々な呼吸条件を負荷してその変化を調べた.呼吸中枢,胸廓内afferent,local feed back mechanismなどの関係を調べるため,適切な条件負荷を行なつて記録した.結論……外喉頭筋群は補助呼吸筋として活動し,吸気相で活動するもの,呼気相で活動するもの,tonicなもの,の三煮に大別され,呼吸中枢の支配下で呼吸性自発性発射を示し,その発射パターンは胸廓内afferentからの知覚によつて著しい影響を受け,また,舌骨や喉頭の呼吸性上下運動によつても修飾されるものである.吸気梱における活動は声門運動とも関孫があると考えられ,呼気相における活動は吸気根で下降した喉頭を挙上する役割はたすものと結論した.
- 社団法人 日本耳鼻咽喉科学会の論文
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