Neuroleptanalgesia(意識下無挿管麻酔)によるLaryngo-microexamination について
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概要
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鎮静剤 Droperidol と鎮痛剤 Pentazecine との組合せによる新しい静脈麻酔法である Neurole-ptanalgesia は,内視鏡下の検査,治療に対し非常に有用である.即ちその特長は(1)呼吸抑制がないので挿管が不要であり充分な視野が得られる(2)充分な安静が得られ,又,反射もかなり抑制されている(3)意識があるので発声•嚥下などの動作が可能であるの三点である.しかも問題となる副作用は殆どないので,短時間で済む Micro-examination や Micro-Surgery には有用と思われ,我々はかかる症例に対して,46年2月より7月までの間の35例にこの麻酔法を使用して良い結果を得たので報告する.
- 社団法人 日本耳鼻咽喉科学会の論文
著者
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村上 泰
国立栃木病院耳鼻科
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行木 英生
国立栃木病院耳鼻咽喉科
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猪 忠彦
国立栃木病院耳鼻咽喉科
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川原 夏子
国立栃木病院耳鼻咽喉科
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須藤 至
国立栃木病院耳鼻咽喉科
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中尾 紘
国立栃木病院耳鼻咽喉科
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村上 泰
国立栃木病院耳鼻咽喉科
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