(1)X線およびMRIによる診断
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
大腸の表面型病変の発見率が向上したが,以前その多くは内視鏡検査で拾い上げられたものであった,しかし,注腸X線検査でも丈の低い平坦あるいは陥凹型といえる病変がしだいに発見されるようになり,そのX線像も詳細に検討されるようになった.また治療の面では,内視鏡的治療,経肛門的切除,腹腔鏡による切除など種々の治療法が行われるようになり,表面型病変ではとくにその治療法の選択が重要になってきたが,それは,つぎのような問題が指摘されるからである.一つは表面型の癌の中に,大きさが比較的小さなうちに深部への浸潤を示すものがあり,その診断が難しいことである.また表面型病変の中には,粘膜病変であっても水平方向への広がりが大きく,内視鏡的切除が困難な例がある.このように表面型早期癌は,拾い上げが難しいばかりでなく,その治療法にも多くの問題が残されており,さらに正確な病期診断の必要性が求められる時代になったといえる.
著者
関連論文
- 新しい注腸X線検査前処置法の検討 : 消化管運動促進薬を併用した等張性腸管洗浄法の有用性と投与方法について
- 183 大腸癌肝転移に対する TAE 症例の検討(第26回日本消化器外科学会総会)
- 223 膵癌門脈合併切除例における X 線門脈像と病理組織像の検討(第34回日本消化器外科学会総会)
- 小腫瘍径 (2-5cm) の胃GISTに対する治療戦略(第105回日本外科学会定期学術集会)
- 肝細胞癌における超常磁性酸化鉄SH U 555 Aの経時的造影効果の検討 : 臨床前期第II相試験
- 57. 小児小腸腫瘍の2例(第43回日本小児外科学会関東甲信越地方会)
- 早期胃癌に対する腹腔鏡手術の導入 : 安全性と根治性を目指して
- 206 MRI による食道癌の深達度診断 : 食道用体腔内コイルを用いた新しい試み(第43回日本消化器外科学会総会)
- 270 膵腸吻合縫合不全による出血例の治療と対策(第45回日本消化器外科学会総会)
- 右心房に腫瘍栓を有する肝細胞癌に対して体外循環下に肝切除と腫瘍栓除去を行った1例
- 1218 当科における残胃早期癌の治療成績
- 261 残胃癌症例からみた胃切除後長期生存例の追跡方法について(第28回日本消化器外科学会総会)
- 190 静脈進展を考慮した肝細胞癌に対する肝切除術(第16回日本消化器外科学会総会)
- 病理組織および画像診断上転移性骨腫瘍と鑑別困難であった肥満細胞増多症の1例
- II-B-1. MRI による食道癌の深達度診断の基礎的臨床的研究 : 食道用体腔内コイルを用いた工夫(第48回食道疾患研究会)
- DP-129-1 早期胃癌適応拡大病変に対する内視鏡的粘膜切除(EMR, ESD) : 当院における治療成績(第107回日本外科学会定期学術集会)
- D-16-2 医療情報ネットワークIMPACT実験 : 遠隔胃部集団検診実験
- 小児の腹部Gd造影MRA : テスト造影の有用性について
- 真の遅発性副作用の発現率を知ることはできるか?-造影剤以外の要因でおこる遅発様症状-
- WI-4 T_1膵癌 : 自験11例の検討(第31回日本消化器外科学会総会)
- I-60 当院における過去4年間の胃出血に対する緊急内視鏡検査施行例の検討
- 早期乳癌におけるdynamic MR画像の描出機序と腫瘍血管新生に関する研究
- 腸骨動脈閉塞性疾患に対するステント留置術
- 腸骨動脈領域におけるPalmaz Stentの臨床的有用性-多施設による臨床治験-
- 肝尾状葉のCT解剖
- カプセル内視鏡による小腸出血の診断
- FPD搭載消化管透視・撮影システムの期待と活用(消化管検査におけるFPDの有用性)
- 画像診断 消化管領域の画像診断 (特集 放射線医学の新展開--到達点と将来展望)
- 400万画素消化管用DR装置の臨床評価と消化管微細病変の描出能 (特集 デジタルラジオグラフィー--その最新の知見と今後の動向)
- 超高精細画像表示システムと高速ネットワークを用いた遠隔医療網テストベッドIMPACTの構築
- 表面型を呈する大腸過形成性ポリープのX線像
- C-II-演-(4). バレット食道の診断における食道X線検査の有用性(第51回日本食道疾患研究会)
- 消化管用デジタルラジオグラフィ-における画像処理法の評価 (特集 IVR,リアルタイム・ディジタルイメ-ジング時代における血管造影法・IVR手法の考察)
- 追加1 虚血性腸炎の臨床的検討と治療方針(第28回日本消化器外科学会総会)
- 示-152 直腸海綿状血管腫の1例(第38回日本消化器外科学会総会)
- 肺動脈弁欠損を伴うファロー四徴症の胸部単純X線像
- 両側腎に多発性結節状腫瘤を形成した悪性リンパ腫の2例
- 両側腎に多発性結節状腫瘤を形成した悪性リンパ腫の3例
- 肺動脈欠損症のCTにおける肺野線状陰影
- 肺動脈欠損症のCTにおける肺野線状陰影について
- 症例8
- S8-11 PD術後における膵腸吻合部縫合不全による腹腔内出血の対策
- 腸骨動脈領域におけるメモサ-ム血管ステントの臨床的有用性の検討 - 多施設共同研究 -
- 血管造影・CT-体型診断装置の有用性について
- 経上腸間膜動脈性門脈造影に対するLipo PGE_1の臨床的有用性の検討-プラセボを対照とした多施設二重盲検群間比較試験-
- 経上腸間膜動脈性門脈造影におけるLipo PGE_1の至適用量の検討-多施設二重盲検群間比較試験-
- 膀胱癌深達度診断法としてのガドリニウム増幅MRIの有用性
- 膀胱腫瘍に対する深達度診断法としてのCO_2アンギオグラフィーを併用した経尿道的超音波画像診断の有用性
- 閉塞性血管疾患に対する血管内治療の現況と展望
- インターベンショナル ラジオロジーの発展
- INTERVENTIONAL RADIOLOGY
- 21世紀への夢
- 3D-Fast STIR法による下肢のMR venography
- 3D-MR cholangio-angiography
- 口腔洗浄器を用いた送水による出血点同定の工夫
- II-26 超選択的動脈造影法および微細血管像からみた胃癌の検討(第6回日本消化器外科学会総会)
- OP-1-008 腹腔鏡下胃局所切除が施行された胃間葉系腫瘍48例の検討
- 大腸出血の診断と治療
- 胃がん検診に求められる究極のX線画像精度とは
- MRI用造影剤 SH U 555 A (superparamagnetic iron oxide) の肝腫瘍性疾患に対する有効性および安全性の検討 : 多施設における第III相臨床試験
- 肝臓用MRI造影剤 SH U 555 A (superparamagnetic iron oxide) の臨床後期第II相試験
- パワードプラによる腎腫瘍の腫瘍血管の描出 : 血管造影との対比
- S(1)-6 消化性潰瘍の急性出血に対する保存的治療の進歩と手術適応 : とくに背景疾患を有する surgical poor risk 例について(第25回日本消化器外科学会総会)
- CS-1 "吊り上げ式開腹鉤" による非開胸下での横隔膜切開, 縦隔内操作をともなう噴門部胃癌根治術(第23回日本消化器外科学会総会)
- FPDと消化管診断 (新時代の消化管診断) -- (撮影装置と検査法)
- 520 十二指腸早期癌、腺腫に対する内視鏡的粘膜切除術
- V-45 治療困難部位の胃・十二指腸早期癌に対する内視鏡的粘膜切除術
- 乳癌の術前診断における高分解能MR imagingの有用性 -特に乳管内進展の描出について-
- 全肝 CTHA における造影剤注入方法の検討-2プロトコルの比較-
- 食道X線検査の試み (食道のX線診断)
- III-5 外観上正常であった肝癌の1例 : 術中 biopsy の活用について(第6回日本消化器外科学会総会)
- 91 リンパ節転移からみた早期胃癌に対する治療方針 : 開腹切除1000例の検討から(第45回日本消化器外科学会総会)
- まとめ
- インタビュー
- まとめ
- 序文
- MRアンジオグラフィーによる〓幹部脈管系診断について-現状と展望-
- DL-6-1-05 GISTの鑑別診断 : 胃粘膜下腫瘍114例の治療経験から(要望演題6-1 : 胃GIST(胃間質腫瘍)の診断と治療1)
- X線平面検出器が消化管X線診断にもたらす可能性について(消化管検査におけるFPDの有用性)
- 診断上の問題点--X線の立場から (噴門部癌の特性と外科治療)
- 直腸内コイルを用いた直腸癌のMRI-病理組織像との対比-
- マイクロイメージング
- 前立腺癌のMRI : 教育講演 : 第491回東京地方会
- 腹部血管造影における造影剤
- 直腸内コイルMRIによる前立腺癌に対する内分泌療法の評価
- (1)X線およびMRIによる診断
- Interventional Uro-radiology : 第79回日本泌尿器科学会総会 : 泌尿器科領域における標的療法の現況
- 全国調査に基づくカルシフィラキシス診断基準の提案
- Polyp and cancer in the stomach and intestine.An advance of diagnosis and treatment.1.Diagnostic ability from the viewpoint of mass examination.5.Colon polyp.From the viewpoint of radiation.
- CT colonographyによる大腸がん検診の可能性
- 上部消化管造影検査中に発生し,粘膜下にバリウム貯留を見たMallory-Weiss症候群の1例