内視鏡的ポリペクトミーにて診断された大腸平滑筋腫の1例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
内視鏡的ポリペクトミーにて摘出し得た横行結腸平滑筋腫の1例を経験したので報告する.症例:62歳,男性.右下腹部痛を主訴とし1991年11月20日当院を受診した.注腸造影にて,横行結腸とS状結腸に隆起性病変を指摘された,大腸内視鏡検査にて,横行結腸に表面平滑で,周囲の健常粘膜と同様の外観を呈する球状の山田皿型ポリープと,S状結腸に山田IV型ポリープを認めたため,内視鏡的ポリペクトミーを施行した.横行結腸ポリープは,8×8×5mm大の,正常粘膜で覆われた充実性腫瘍であり,病理組織学的検査にて,平滑筋腫と診断された.内視鏡的ポリペクトミーが施行された大腸平滑筋腫の本邦報告例は自験例を含め29例であり,これらについて文献的考案を加えた.
著者
関連論文
- 5. 慢性C型肝炎経過中に発症したHepatoid adenocarcinoma of the lungの1例 : 内外報告例の臨床病理学的検討(第84回日本肺癌学会中部支部会)
- Bullous changeを呈した骨肉腫転移性肺腫瘍の1手術例
- 術前化学療法が奏功した縦隔原発卵黄嚢腫瘍の一切除例
- P_0で洗浄細胞診(CY)陽性胃癌症例の臨床病理学的特徴と薬物学的CEA遊出法併用意義について
- 十二指腸閉塞症状で発症した膵鉤状突起癌の1例
- 症例 4 気管原発多形性腺腫の 1 例(第 12 回 日本気管支学会中部支部会)
- 4. 気管浸潤を伴った縦隔内甲状腺癌の 1 例(第 31 回東海気管支鏡研究会)
- 13 末梢発生小型肺癌の進展様式 : 伸展固定肺標本の高分解X線CTによる解析
- 1.5cm以下,末梢発生肺癌の検討
- W-1 食道粘膜癌のルーチンX線診断(第49回食道疾患研究会)