γ-Oryzanolの各種胃液分泌刺激剤に対する作用
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概要
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γ-Oryzanolの胃液分泌抑制作用を解明するため,histamine,carbachol,tetragastrin刺激に対するγ-Oryzanolの影響をしらべるとともに,その作用発現における迷走神経,および内臓神経の関与の有無を検討した.その結果,γ-Oryzanol,100mg/kg,s.c.を1日1回5日間連続投与すると,histamine刺激のピーク時よりも後半に抑制が認められた.carbachol刺激には有意の影響が見られず,tetragastrin刺激効果の明らかな抑制が認められた.この抑制作用は,迷走神経切断によって消失したが,内臓神経切断によっては影響されなかった.これらのことより,γ-oryzanolの胃液分泌抑制作用は,内臓神経系よりもむしろ,迷走神経系の関与が大と思われる.また,この作用発現には,γ-oryzanolの脳内カテコールアミン増量作用が関与するものであろうと推論した.
- 社団法人 日本薬理学会の論文
著者
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板谷 公和
大塚製薬生物研
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水田 和孝
大塚製薬株式会社徳島工場,生物研究所
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金田 秀夫
大塚製薬株式会社徳島工場,生物研究所
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板谷 公和
大塚製薬株式会社徳島工場,生物研究所
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板谷 公和
大塚製薬株式会社・生物研究所
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金田 秀夫
大塚製薬株式会社・生物研究所
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