γ-Oryzanolの研究(第1報) ―抗ストレス潰瘍作用について―
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概要
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自律神経調整剤といわれるγ-oryzanolの作用機序を拘束水浸ストレス法による潰瘍を指標として検討した.その結果,γ-oryzanolは5日間連続皮下投与すると,緩和な条件下に発生するストレス潰瘍を用量に応じて抑制すること,ストレスに対する血清11-OHCS上昇率は軽度となること,しかし副腎摘出後にも同様の作用の発現することが明らかとなり,γ-oryzanolのストレス潰瘍抑制効果は,下垂体-副腎系よりもむしろ自律神経系を介するものと推論した.
- 社団法人 日本薬理学会の論文
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