ウズラにおける2種のZ染色体特異性ゲノム•プローブ により検出された制限断片長多型
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概要
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ウズラの分子遺伝連鎖地図を作製するために,制限断片長多型(RFLPS)を検出するためのDNAの遺伝標識として,1羽のウズラの肝臓DNAから,数多くのゲノム•プローブを作成した.これらのプローブを用いて,6家系の両親およびその中の1部の家系の両親とそれらの雌雄の子孫の肺DNAを分析した結果,Z染色体特異性のRFLPsが,2種のプローブにより検出された.一方のプローブはPstIで,他方のプローブはEcoRIで消化したDNAの泳動像ににおいて,RFLPSが見出された,それ故,前者のプローブはDZGifl,後者のそれはDZGif2と命名された.これら2種のプローブは,今後,ウズラのZ染色体の分子遺伝地図を発展させるのに有用なRFLPの遺伝標識として貢献するだろう.
- 社団法人 日本畜産学会の論文
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