寒冷環境における離乳子豚の成長と体組成
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概要
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寒冷環境における離乳子豚の成長と体組成を体重,日齢および飼料摂取量の要因と関連づけて検討する目的で,これらの要因を考慮した3つの試験を実施した.ランドレース種雄子豚計36頭を供試し,人工乳(ME含量15.0kJ/g)を給与して環境温度5°Cと25°Cにおける増体量,体成分蓄積量,体組成および臓器•被毛重量を測定した.結果は次のとおりである.1) 日増体量は5°Cで25°Cに比べ平均0.15kg低下し,5°Cで25°Cと同等の日増体量を得るためには41g/kg0.75/日の飼料が余分に必要であった.2) 飼料摂取量が一定の条件において5°Cでは1日当たりの蛋白質,肪脂,灰分および水分蓄積量が25°Cに比べ,それぞれ平均3.2,3.4,0.5および11.8g/kg0.75低下した.3) 5°Cにおける屠体の化学組成について,脂肪比率が低下する,変化しない,逆に脂肪比率が増加するの3つのケースが起こり得ることを実証し,寒冷環境での体組成の変化は直接的には飼料摂取量と体重の違いに起因することがしされた.4) 化学成分の体内分布および各臓器の重量には,寒冷に起因する変化はみられなかった.5) 代謝体重当たりの被毛重量は5°Cで増加した.
- 社団法人 日本畜産学会の論文
著者
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秦 寛
北海道立滝川畜産試験場
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岡本 全弘
北海道滝川畜試
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秦 寛
滝川畜産試験場
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秦 寛
北海道滝川畜産試験場
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小泉 徹
北海道滝川畜産試験場
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蒔田 秀夫
北海道滝川畜産試験場
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岡本 全弘
北海道滝川畜産試験場
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