チャの葯培養におけるカルス誘導率および根の分化率の品種間差異
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概要
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12品種を用い,植物ホルモン条件を3水準設けて試験した結果,葯からのカルス誘導率および根の分化率は,10<SUP>-5</SUP>MNAA+10<SUP>-5</SUP>Mカイネチンの場合に最高であった。この植物ホルモン条件下で,カルス誘導率および根の分化率に顕著な品種間差異が認められた。中国種の猫耳はカルス誘導率および根の分化率ともに高かった。ゆたかみどりはカルス誘導率が最高であったが,根は分化しなかった。F<SUB>1</SUB>ACC1,C4,べにほまれは,カルス誘導率は高いが,根の分化率が低かった。べにかおりはカルスが形成されなかった。<BR>本報のとりまとめに当たり,種々の御指摘をいただいた農林水産省茶業試験場茶樹第1研究室長鳥屋尾忠之博士に感謝致します。
- 日本茶業技術協会の論文
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