ウサギ消化管におる水溶性および不溶性指標物質の移動の様相
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概要
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ウサギの消化管内における水溶性指標物質としてのポリビニルアルコール(PVA)と不溶性指標物質としての酸化クロム(Cr2O3)の移動の様相を明らかにすることを目的として,両指標物質含有飼料を連続給与した場合と両指標物質を1回胃内投与した場合の消化管内における指標物質の濃度と分布について検討した.その結果,PVAはCr2O3に比べて胃から盲腸への移行速度が速いことおよび盲腸と近位結腸部に濃縮されることが認められ,盲腸から糞中に排泄される速度はPVAよりCr2O3の方が速いことが示された.さらに,PVAが主としてsoft feces (S. F.)中に排泄されるのに対してCr2O3はhard feces (H. F.)中に高濃度で排泄されることが示された.また,これらの結果を基にS. F.とH. F.の生因について推論した.
- 社団法人 日本畜産学会の論文
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