てん茶の化学成分含有率と品質の関連性
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概要
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科学的数値に基づいたてん茶品質の評価法の確立を目指して,現地で一般的に生産されたてん茶荒茶及び品評会出品茶の化学成分含有率とてん茶品質との関連性を検討した。<BR>一般生産茶及び品評会出品茶ともに,全窒素及び遊離アミノ酸と官能審査評点との間に1%水準で有意な高い正の相関が認められた。そのため,全窒素及び遊離アミノ酸含有率の多少が,てん茶品質の良否に影響を与える要因の一つであることが考えられた。そのため,これら成分がてん茶の品質評価指標の一つとして有望視されるが,全窒素や遊離アミノ酸含有率の増加に伴うてん茶品質の向上には限界が存在することも示唆された。
- 日本茶業技術協会の論文
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