硫化物法によるランタノイドおよびアクチノイドの分離
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
For the recovery of lanthanides and actinides such as europium and uranium from spent nuclear oxide fuel, the sulfide process which consists of three steps such as, 1) voloxidation, 2) selective sulfurization and 3) selective dissolution, has been proposed. The new process has some advantages for the recovery of nuclear materials from spent fuel with more effective and convenient methods comparing with conventional wet processes. Lanthanide oxides were selectively sulfurized by the use of CS2 at temperature lower than 673 K, while actinide oxides such as UO2 remain as oxide. After the sulfurization, lanthanides were found to dissolve into nitric acid. The sulfurization and dissolution behavior of plutonium was studied by the use of chemical analogue, CeO2 and plutonium tracer. From the results, the separation of lanthanides and actinides could be achieved by the sulfide method, i.e. selective sulfurization and dissolution. The applicability of the sulfide process to the spent nuclear fuel reprocessing was also discussed.
- 環境資源工学会の論文
著者
-
佐藤 修彰
東北大学多元物質科学研究所
-
佐藤 修彰
Institute Of Multidisciplinary Research For Advanced Materials Tohoku University
-
桐島 陽
東北大学多元物質科学研究所
関連論文
- フッ化物揮発プロセスにおけるアクチノイドの分離挙動の評価
- 選択硫化を用いる使用済核燃料再処理法の研究--236Puを添加したU3O8試料の調製
- PLD法による硫黄ドープチタン酸化物薄膜の合成と評価
- ニッケルナノ粒子を担持した硫黄ドープ酸化チタン薄膜の光触媒活性
- 雰囲気制御型PLD法とCVRD法による可視光応答性光触媒薄膜作製
- PLD法による硫黄ドープチタン酸化物薄膜の合成と評価(その2)
- PLD法による硫黄ドープチタン酸化物薄膜の合成と評価(その1)
- 雰囲気制御型PLD法による部分窒化・部分硫化チタン酸化物薄膜触媒の創製
- X線表面回折法による部分硫化チタン酸化物薄膜の評価
- PLD法および気相硫化によるZn-O-S薄膜の作製と評価
- 溶融アルカリ塩化物中におけるウランイオンの酸化還元挙動
- ハロゲン化物およびカルコゲナイド (平成13年度「アクチニド元素の化学と工学」専門研究会報告書) -- (アクチニド化合物の調製)
- CS_2雰囲気下におけるTiS_2ターゲットからの硫化チタン薄膜のパルスレーザ蒸着とその熱電特性
- CS_2によるAZrO_3(A=Sr, Ba)の低温硫化
- 液相還元選択析出法によるNi-Znナノ粒子の成長機構と物性
- Ti/TiO_2積層膜の局所構造と光触媒能
- 液相還元選択析出法により合成されたZn/Niナノ粒子の局所構造
- チタニア微粒子担体上へのNi-Znナノ粒子の液相還元選択析出法の開発
- 部分硫化したチタン酸化物薄膜の光機能性
- レーザーアブレーション法によるウラン酸化物薄膜の作製と光機能
- 「イオウを利用する素材プロセッシング」の発刊にあたって
- レアメタルの利用とリサイクル
- 金属系廃棄物を用いる石油からの硫黄固定および水素生成に関する基礎的研究
- ゲーサイトを用いる硫化水素からのイオウ固定と水素生成
- 溶融LiCl-SrCl_2及びCsCl-SrCl_2中でのU(IV)の吸光スペクトル
- 溶融LiCl-RbCl共晶塩中におけるU^/U^及びU^/U対の酸化還元平衡
- 塩化揮発法による放射性金属廃棄物からのジルコニウムの分離回収
- 20504 DC-RFハイブリッドプラズマ流動システムによる酸化チタンの粒子プロセス制御(OS7 知能流体・構造システム)
- 金属系廃棄物を用いる硫黄の固定および水素生成に関する基礎的研究
- 「イオウを利用する素材プロセッシング(II)」の発刊にあたって
- フラーレン/硫黄の共沈による単結晶作成と物性応用に関する研究
- CS_2を用いたメカノケミカル法によるネオジム酸化物の低温硫化
- 硫化物再処理プロセスにおける核分裂生成物の挙動
- 放射能高汚染水からの吸着剤によるセシウムの選択的分離 (特集 福島第一原子力発電所の汚染水処理の技術・課題)
- 持続可能なエネルギーシステムの構築--資源・環境との共生を目指した核燃料サイクルの確立 (特集 地域と世界に貢献する東北大学多元物質科学研究所)
- 硫化物法によるランタノイドおよびアクチノイドの分離
- 小名浜製錬, アクアマリンふくしまコース
- CS_2を用いた熱重量分析によるCeO_2の硫化挙動の検討
- 選択硫化反応を用いる使用済核燃料再処理法
- フッ素によるウラン酸化物のフッ化挙動解析
- (1)ゼオライトによる放射性核種の選択的分離・固化
- レーザーアブレーション法によるチタン酸化物薄膜の作製と硫化処理
- ハロゲン化物を用いるニオブの乾式プロセスとリサイクル (特集 ニオブとその粉末応用の最新技術)
- 二硫化炭素を用いる希土類酸化物のメカノケミカル処理
- 放射性廃棄物の地層処分における国内の地下水コロイド研究の現状と今後の展開