タンパク質全電子計算におけるモデル化学に関する研究
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概要
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タンパク質全電子密度汎関数計算を様々な交換相関汎関数や基底関数を用いて行い,基本的な物理量における計算方法依存性,基底関数依存性を評価した.タンパク質のような巨大分子の量子化学計算では,高精度な計算方法・大きな基底関数の安易な選択は,爆発的な計算コストの増大をもたらす.本研究において,シミュレーションに要求される精度を保ちつつ,計算コストを抑える,タンパク質全電子計算に適したモデル化学の指標を示すことができた.
著者
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石川 健太郎
東京大学大学院工学系研究科
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平野 敏行
東京大学生産技術研究所 機械・生体系部門
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佐藤 文俊
東京大学生産技術研究所 機械・生体系部門
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佐藤 文俊
東京大学生産技術研究所 機械・生体系部門
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平野 敏行
東京大学生産技術研究所
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